地獄のオルフェ

ハイジさんには本当に感謝。直前のレッスン効きました。やっぱり自分だけでやってると「これでいいや」っていう姿勢になりやすいし、基準も低くなっちゃうんですね。「この楽器じゃこれが限度だしぃ」みたいな逃げ口上も用意してみたり。
いろいろありましたが、新たにやる気の出たいい本番だったと思います。問題はこの後どう展開していくかなんだ…。
ソロ部分の出来栄えは、今の実力相応のものだったと思える。満足する反面、「俺ってまだまだこの程度のものだったんだ」という現実を思い知らされた。
周囲は「今までで一番良かったのは間違いない」と異口同音でした。また「イイ音してるよねぇ」とおっしゃって下さった方もいらしたのですがちょっと誉めすぎではないかと。「根性で持っていったよな」とのお言葉も頂きました。
録音を聞かせてもらった。いままで自分が出してる音がどんな風に聴こえているかが、自分のイメージと録音とでまったく変わらない、なんていう時期もあったが、最近は自分で出してる音がどんな風に鳴り響いているかちっともつかめない状態が続いている。今回も録音を聞いて驚いた。音程もリズムもたどたどしい、言ってみればいつ刺されるかわからない注射のような危なっかしさ。ゲネプロではそんな感じだったそうだ。本番ではずいぶんましになっている。「ハズしてたまるか!」みたいな気迫を感じる。
終演後「世界レベルの人たちってのは恐ろしい。」「この集中力を絶やさず弾きつづけるなんて、けた違いの精神力だろ?」ハイジさんと語った。
しっかり師事してもっと高いところへ行きたい。
なんとしても良い楽器を手に入れたい。