通勤電車で日記

あなたは電車のなかでなにをしていますか?
帰宅途中の電車内で書いてみようとおもってこのタイトルである。
何でこんなことをやっているかというと、電車での移動中はアウトプットをするようにしてる、という意見をきいたから。
しかし、何か書くことがありそうで、いざシグマリオンを広げてみると書きたいことなんて思いつかない。悲しいというかなんというか。電車内での居眠りは日本人特有の立派なステチな文化だとする論文があるらしい。おっ、乗り換えの駅だ。でも今日はいつもと気分を変えて各駅停車の旅を続けます。およそ10分程度のロスタイムにしかならないはず。ならば、ゆっくりとこうしてテキストを書くことを楽しんでみようぢゃないですか。おやおや、ずいぶん人が乗ってきました。
私みたいな庶民が使っている通勤電車ですと座席の定員というのが定められておりまして、車掌様は7人掛けなので7人で座りなさいとおっしゃる。で、恰幅のよい方がすわっていらせられる場合はどうみても6人しか座れなかったりするんですね.局所的エコノミー症候群の出来上がりです。座るときや、網棚に荷物を載せるときも、どっかりと投げ出す人が増えました。昔ながらの網棚なら文字通り網でしたから、投げようがなにしようがかまわなかったんですが、最近のは金属の棒でできてるじゃないですか。ものすごい大きな音がたっちゃうんですね。
あ、ずいぶん人が降りました。電車の中の静けさって、趣がありますよね。レールを駆けてゆく音は単調なんですが、どこか心地よいんです。この時間だと通勤通学ラッシュも一段落してますから、乗っているみなさんもどこか落ち着きがあるように見えます。貧乏揺すりが止まらないご婦人もいらっしゃいますが…。
となりに背広姿の男性が座りました。傘でがつんと床をついて、まぁ。降りるときに傘を忘れないためのおまじないだと思うことにしましょう。ほほえましいものです。物忘れは最近私もはげしいです。よく鍵をどこに置いたか忘れちゃうんですよ。置き場所決めておいたのに、そこに置かないもんだから探してもなかなか出てこない。呼べば出てくるなんて素敵かもしれないですね。でも、呼べば出てくるなら、鍵もそういうシステムになりますね。
鍵というと、最近はWindowsのおかげでセキュリティという言葉が巷間ににもすっかり流布されました。あんなもんはイタチごっこですから、守ろうとするから破れちゃうんで、守らなくていいようにするみたいな考え方はないものかと今にして思います。もう誰かが考えちゃってるかな。さて、もうすぐ下車駅。家に帰ったら手洗いうがい。風呂も早めに入ってさっさと練習して、読みかけの読みたい本を読んでいつの間にか眠りにつくことにしましょう。ではまた。