足立で本番。昼から入って、夜の本番。
楽器の演奏は、舞踊・舞踏に通じるものがあると常々思っている。バイオリンなど、擦弦楽器の弓捌きなどはいうまでもない。左手の指遣いなぞも力任せでは美しく見えないし、音にも濁りが混じるように思う。なによりすぐ疲れてしまって長丁場を持たせることができなくなってしまうだろう。先生には「4本の弦すべてを同じような音にしようとしている。もっとそれぞれの弦が本来持っている個性を引き立てるように演奏するよう心がけていただきたい」と指摘いただいたことがある。そう思って演奏してみると、なかなか難しいもので、今までの練習はいったい何だったんですか?と自分を侮蔑したくなる。「本番だけは踏み外さないように」ってやってますと非常に退屈な窮屈な心で演奏することになります。失敗をおそれずに挑戦の連鎖を紡いでいきたいものですね。

さて、寝よう。
(2004.09.13記す)