ちかごろママチャリ族なのです。ママチャリ乗ってると交通行政の隙間を渡り歩いているという自覚さえなくなってしまいますね。感覚としてはほとんど歩行者。つい携帯電話を片手に運転してしまう、なんていう気持ちもわからんでもない。でも、そんな衝動を抑え込んで、きちんと止めてから電話しました。えらいなぁおれ。
こないだ事故したもんだから過失割合のこととか調べた関係で、少しだけ勉強したんです。自転車の片手運転って、重大過失なんですね。だから傘をさしながら運転しちゃあまずいんですな。無灯火もかなりまずいですな。「重くなるからつけない」なんてのはさらに悪質ですな。わかっててやってしまうのはやはりよくない。
チェーンが錆び錆びで「キィキィ、グワラグヮラ」と奇天烈な音声を振りまきながら走るのも迷惑甚だしいっすね。自転車はほとんどすべてを自分で手入れできる、いまどき貴重なシンプルな道具なので、もうちょっと愛される存在になってほしいなぁ。
1万円もしないような自転車を買って喜んでる場合じゃないですよ。それを作るために何を犠牲にしているか。激安店というのがありますが、ほんとに欲しいなと思うものはやっぱりそれなりの値が張るんです。給料少ないから安いこっちので我慢しよう、ってのが今の日本の貧しさの根っこにあるように思えてきます。
高校で地理を教えてくださった先生がおっしゃっていました。「あの、バニャニャ*1の影には、涙がある!」という言葉も、今となってようやくわかってきたような気がいたしまする。
そうそう、なんでママチャリかってね。こないだ事故したっていったでしょ。いま修理工場に入れてあるんですよ。夜間走行用の装備一式をクルマのトランクに入れたまま……。はぁ。

*1:バナナのことです